The Division 2

Tom Clancy's The Division 2【ディビジョン2】サバイバルガイド11~15

2019年5月31日

サバイバルガイド画像NEW YORK COLLAPSE

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目次 WoNY(ウォーロードオブニューヨーク)▼ アップデート情報▼ スペシャリゼーション▼ 装備▼ SHDテックキャッシュ▼ ハンターマスク▼ その他▼ エクスペディションストーリー▼ 書籍▼ 動画 ...

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サバイバルガイド11

サバイバル11-1

黒いペンで書かれたエイプリルのメモ:
警察にはそう言おう。あそこで何かが起きた。強盗じゃない。軍事作戦のようなものだわ
ビル、あなたはどんな仕事をしていたの?人を殺すほどの価値があると誰かが思うようなことなの?

ガイドブック:
最初の警告を受けた時には既に発生している放射能汚染に対しては、どのように準備すればよいのか?
[ヒント:たくさんのガムテープを使用する]。災害であると気付いた時には手遅れで、新たな現状維持に取り組むしかないような、ゆっくりとした動き且つ恒久的な災害に対して、どのように準備すればよいのだろう?

青いペンで書かれたエイプリルのメモ:
[「ガムテープ」を指して]
奇跡ね!本当に、何にでも使えるのよ

ガイドブック:
本書ではこういった質問に答える。永遠に続く文明はないが、文明の終わりを想像するのは典型的なパニック小説や熱狂的信者の領域だ。それらは間違っている
この世界で消えていった文明は、かなり状況が進行した時まで終わりが来ることに気が付かなかった
だが我々には違う選択がある。手遅れになる前に、崩壊の兆候に注意することができる

本書は短期間の準備や災害サバイバルに関するものではないため、含まれない情報がある。CERAやニューヨーク州政府機関、電話会社やガス会社、保険の担当者、良いブーツを買える店の連絡先は記されていない
本書が備える類の崩壊…ウイルス、汚染爆弾、何であれ…そういった状況では、不動とされるこれらの資源や機関も存在すらしていないはずである

そこで再びこの質問を記す:誰も助けに来ないと分かったらどうするか?

読み進め、知るのだ。

オレンジのペンで書かれたエイプリルのメモ:
[「読み進め、知るのだ」を指して]
…そうしてるわ

赤いペンで書かれたエイプリルのメモ:
12/26 JTFがハドソン・ヤードからチェルシーまで押し出された。ライカーズギャングとかいうならず者の部隊に追いかけられている
ライカーズはヘルズキッチンまで広がり、ハドソン・ヤード周辺を完全に支配している
ダークゾーンは今や完全に壁で囲まれている…コンクリートと有刺鉄線で
噂では、中は世界の終わりみたいらしいわ。50丁目より北には、赤十字のトラックで逃げ出した時以来、数週間は行っていない
あそこに行くとしたらマーチを見つけた場合だけね。運が良ければ、ハーレムに隠れているかもしれない

鉛筆で書かれたエイプリルのメモ:
ハーレムにはいない。ダークゾーン。その価値がある?全て忘れるべきかもしれない。T+31に私はまだ生きていて、この新しい最悪な世界の仕組みを理解し始めている…
でもまだビルに起きたことが分からない。マーチは分かっている。言えることはそれだけ

今思えば、面白くないわ…ガムテープで人が殺されるのを見た後では。それからあまりの寒さにその死体を眺めながら殺人の方法は他に幾らでもあるのにガムテープを無駄にするなんて許せないと思って…私たちはどうなってしまうの??

 

サバイバルガイド12

サバイバル12

黒いペンで書かれたエイプリルのメモ:
12/5 ビルのことをずっと考えてしまう。自然なことよね?何千人もの人が死んでいる時でも…
彼は私のものだった。唯一の家族で、世界でただ1人本当に私を知っている人がいなくなってしまった。誰かが彼を殺したただの路上犯罪なら、理解はできる。でも彼の研究所を襲った暗殺部隊が…彼を助けようとする人々がいる中、路上で彼を殺した
奴らは何者?なぜ私を1人にしたの?私に説明すべきよ。車の中にいた男は誰?銃を持っていた奴らの仲間ではなかった彼はおびえていた、それに私を見た時…私の思い込みかしら?私に気付いたような気がするの。違う、思い込みじゃないわ。私を真っ直ぐ見たもの
誰かに気付かれた時は分かるものよね。彼は何者?研究所の同僚?ビルの上司?誰なの??

赤いペンで書かれたエイプリルのメモ:
[「銃を持っていた奴らの仲間ではなかった」を指して]
そう、ドクター

ガイドブック:
相互連結
巨大都市は全てのシステムが同時に機能することに依存している。この相互連結に、このような重要ネットワークに多く見られる余剰性の欠如が加わり、街を支えるシステムの土台は非常に脆弱になる
電力がなければ、地下鉄は動かず、トンネルには水が溢れ、携帯電話は繋がらず、食糧は腐り、病院は19世紀の技術で手術を行うことになる…

これはニューヨークだけでなくいわゆる文明全てに当てはまる
我々は何千マイルもの送電線を通る電子の流れに完全に依存しているのだ。そしてその流れもまた他の数々のシステムに依存している

青いペンで書かれたエイプリルのメモ:
まだ品物は少し届いているけど、どうやってかは分からない。川沿いでよく集団同士の喧嘩が起きている…密輸ルートをめぐる争い?

ガイドブック:
外部物資への依存
マンハッタンに農場はなく、街のスーパーには平均して約3日分の品物しか在庫がない。病院の救命用血液や酸素の在庫も少ない
島の水は数十マイル離れた貯水池から供給され、家の蛇口に到達するまでに幾つもの中継地点で処理される
ニューヨークの電力の需要は地域の発電所の発電能力を超えており、発電に主に使われる天然ガスの供給が不足または停止すれば、すぐに停電が発生する

青いペンで書かれたエイプリルのメモ:
[「救命用血液や酸素の在庫も少ない」を指して]
なくなった

ガイドブック:
移動人口および変化する人口
日中のマンハッタンの人口は、居住人口の160万人の倍近くである310万人近くに達する
交通網が停止すれば、その余分な150万人は行く場所を失い、直ちに居住人口用に設計されたシステムを圧迫し始める
より小さな街では、皆仕事場の近くに住んでいる。その場合は…

 

サバイバルガイド13

サバイバル13

黒いペンで書かれたエイプリルのメモ:
12/6 近所の高齢者たち、特にアメリカ国外で育った人たちと話すと、ウイルスは天然痘によく似ていると言う。1970年代から天然痘は発生していないから、誰も彼らを信じない
街のあらゆるところが閉鎖し始めてる。グランドセントラルと古い郵便局はDCD/CERAの基地になった。本部はハドソン・ヤードにあり、ジャヴィッツに収容されている人々もいる
20000人もの怯えた病人のいる場所に行くなんてごめんよ。
今日は必需品を探しに行くつもり、他の人たちが見落としたものがありそうな店を狙うわ
町中はパニックの気配で覆われていて、まだ略奪はそれほど起きていないと思うけど、まとめ買いをする人は多かったわ
マンハッタン島中を探しても、単1電池はもう見つからないと思う。本当に手回し式懐中電灯とラジオが手に入るかしら。
すぐに分かるわね

鉛筆で書かれたエイプリルのメモ:
[「ラジオ」を指して]
今考えると、ドリューのラジオが文字どおり私の命を救ったと思うわ

ガイドブック:
ケーススタディ:朝のコーヒー。朝のコーヒーを例に考えてみよう。コーヒーを1杯いれるのに何が必要だ?豆、水、熱を加える方法、コーヒーを入れる容器
多くのニューヨーカーたちの場合、その熱は容器でもあるコーヒーポットから来る。分析してみよう

コーヒーはニューヨーク、そしてニューヨークから3000マイル以内の場所では育たない。ゆえに1杯のコーヒーは何よりもまず交通網に依存する
豆を地元のコーヒー屋かスーパーで購入したなら、おそらくそれはコーヒーの育つ赤道付近の地域から船で港に届いた100ポンド入りの袋に入っていたものだろう
そこから、コーヒーはトラックに積み込まれ、橋またはトンネルを通ってマンハッタンに入り、最終目的地に配達された。途中で、豆は小売用に小さな12または16オンス入りの袋に詰め替えられたかもしれない
それが行われるのはクイーンズかニュージャージー辺りにある倉庫だ。コーヒーを、より大きな大量生産の店から購入した場合は、袋詰め[または豆を挽く作業や缶詰め]は輸送の前に大きな工場で行われていたはずだ
いずれにせよ、台所のカウンターの届くまでに、コーヒーは多くの過程を経ている

コーヒーを手に入れたら、水も必要だ。ニューヨークシティの水の供給は、第1配水管と第2配水管という想像力に富んだ名前を持つ2本の大きな配管を通ってマンハッタンへ届く
そこから一連のより小さな本管や各地域の配管を通り、家庭の蛇口へと届く。街の貯水池は125マイル離れた海抜300フィートのキャッツキルズにあるため、重力による水圧でマンハッタン島の建物の約6階までは水を送ることができる
よって6階より上に住んでいる場合は…

 

サバイバルガイド14

サバイバル14

鉛筆で書かれたエイプリルのメモ:
何ヶ所かで、ソーラーパネルが取り付けられ、建物の電源に
接合されているのを見たわ
お湯が出るのかしら???シャワーのために何が交換できる
かしら?

ガイドブック:
水は電気でその階までくみ上げられる。途中で、水は害となり得る細菌を除去するためにフッ化物やその他添加物で処理
され、古い配管の鉛や銅を引き付けないように酸性度を変え
られる

鉛筆で書かれたエイプリルのメモ:
[「フッ化物」を指して]
思い出した。歯ブラシが必要だわ

ガイドブック:
これでコーヒーと水が手に入った。コーヒーメーカー
はおそ
らく中国製で、アメリカ製でないことはほぼ確実だ。よっ
て、豆と同じように、購入した店にたどり着くまでには船そ
して鉄道そしてトラックによる輸送が必要だった
箱から取り出した後、最初にしたのはコンセントに差し込む
ことだろう。ここからが電力の話となる

ニューヨークシティの電力の約95%は街の外で作られてお
り、その内訳は、水力、石油および天然ガスタービン、原子
力、そしてわずかな太陽光と風力発電である
その電力が高電圧で街のあちこちの変圧器に送られ、家庭の
コンセントや電線が扱えるレベルまで電圧が下げられる
電力は街に安全な水を供給するためのろ過および処理工場を
動かすのにも使われている

コーヒーをいれた後、粉は捨てるか生ゴミ処理機に入れるだ
ろう。捨てた場合、やがて歩道の縁石に置かれ、トラックが
回収してはレイルヤードへと持って行く
そこから、コーヒーの粉とその他何百万トンものゴミは、州
外の埋め立て地や焼却炉への長い巡礼の旅を始める

要約すると:朝のコーヒー1杯を飲むためにも、ニューヨーク
シティだけではなく地球全体の交通網、電力、水、ゴミ処理
システムが安定して機能することに依存しているということ

他のほとんどの人のように、あなたはこれらのシステムを当
然のものと考えている。だが考えてみよう:これらのシステム
が止まったらどうなる?

青いペンで書かれたエイプリルのメモ:
12/14 考える必要はない。最後にコーヒーを飲んでから1週間
が経ってる。隔離エリアが解除されたら、コスタリカへ飛ん
で2度と戻らないわ
12/18 今日の午後、インスタントコーヒーを1杯飲んだ。ひど
い味だけど素晴らしくもあった。一瞬、文明が残っているように思えたわ。今は熱いシャワーを夢見てる。ドリューとミ
コの家で、甘やかされてしまった

黒いペンで書かれたエイプリルのメモ:
既に多くの場所が停電してる。エヴァの家はまだ大丈夫だけ
ど、長くは続かないと思うわ
昨日は12時間だけワクチンがあった。なくなるまでチームが
戸別訪問するから、家にいるように言われた
ラジオによると、待てなかった人がたくさんいて、CERAの
主な配給地点であるハドソン・ヤードで大きな暴動が起きた
らしい
テレビ局の放送はなく、インターネットはダウンしたし、誰
の携帯も使えないから、本当に起きていることを知るのは難しい
エヴァと私はCERAが来るかもしれないから待ってる。どう
せどこにも行きたくない…ただ、警官を見つけてビルに関す
る報告があるか聞きたい
誰も何もしないのかしら???

 

サバイバルガイド15

サバイバル15

青いペンで書かれたエイプリルのメモ:
危険を軽減する唯一の方法は、家から出ないことのように思
えるわ。そして私に家はない
エヴァの面倒を見る必要があったから、社会距離戦略も上手
くいかなかったわ。大丈夫だったはず、少なくともそんな気
がする
潜伏期間はどれくらいなの?これから病気になるのかしら?
どうすれば分かるの?どうすれば心配しなくて済むの?

ガイドブック:
予防
全てを予防することはできないが、あることは確実に予防で
きる:準備を怠った状態で襲われること
やや分かりにくいかもしれないが、街のシステム崩壊後…い
わゆる世界の終わりの初週や初月で死ぬ人々の大多数は、墓
石に「準備ができていなかった」と彫るべきだろう[ただし、
そのほとんどに墓石は与えられない]

黒いペンで書かれたエイプリルのメモ:
[「準備ができていなかった」を指して]
あの古い冗談は何だっけ?「病気だと言っただろ…」

ガイドブック:
準備せよ。私のオランダ人の祖先が言ったように、「Een
gewaarschuwd mens telt voor twee」[1人の注意する男は2人と
数えられる]
準備することで、崩壊の初期混乱の中で脆弱になることを避
けられ、自分自身や大切な人々の死を防げるかもしれない

より実践的なことでは、水があれば渇きを防げる。食料があ
れば、飢えを防げる
スペースブランケットと寝場所があれば、凍え死ぬことを防
げる
過酸化水素があれば、死に至る感染を防げる。分かったか?

軽減
何かが起きることを予防できなくても、影響をもたらし得る
危険を軽減することはできる
例えば、伝染病に対する通常の対応は「社会距離戦略」と呼
ばれる。これは単に感染を防ぐために、できるだけ人同士を近付けない軽減策である

黒いペンで書かれたエイプリルのメモ:
だからCERAはワクチンのチームを待てと言ったのね…来るこ
とのないチームを

ガイドブック:
あなた自身の軽減策はリスク分析の形を取るべきであり、危
険かもしれない行動には費用対効果の考え方を適用すること
アパートに侵入して米を探すべきか?政府の食料投下場所へ
行くべきか?

赤いペンで書かれたエイプリルのメモ:
死体を漁った。それが私たちよ、マーチ。まだ外で起きるこ
と全てを見てるの?それともウイルスにやられた?
このバックパックが気になるわ。そうだわ、見たのよ…

鉛筆で書かれたエイプリルのメモ:
この街でワクチンを持っている人にまだ1人も会っていな
い。
JTFメンバーでさえ手に入らなかったと言ってる。そう
言うように命じられたのかも[マーチ、あなたがどこかで書い
ていたようにね]
でもワクチンが届いてなくても驚かないわ。誰が手に入れた
の?最初から存在しないの??

 

 

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