cupheadでも取り上げた1930年代の質感のアニメーション、カートゥーンのアートスタイル。
今日はそんな特徴的なスタイルを作品に落とし込んでいるMVやアーティスト、クリエイター達を紹介したい。
スティーブ・カッツ(Steve Cutts)
まず初めに紹介するのは、イギリス・ロンドンに活動拠点を置き、活躍しているスティーブ・カッツ(Steve Cutts)氏。
彼の作り上げる作品はどこか懐かしく、そして、一瞬ドキリとするようなメッセージ性が特徴のクリエイター。公式サイト
▼Happiness-Steve Cutts
このブログの副題にもなっている。happiness。そんなタイトルの作品。
幸せって一体何だろね?
描いている内容は悲愴的だが、絵柄も相まってどこかユーモラスに感じる。
色んな理屈を抜きにしても、丁寧に作られたアニメーションが動く様が見ていて楽しい。
次はこの『MAN』という作品。
彼独特のシニカルな目線でしかしユーモラスに人という種の傲慢さを描いている。
そして、その描写がとてもコンパクトに纏められている。
▼MAN-Steve Cutts
そして、この人、アーティストのMobyのPVのアニメーションも担当している。
▼Moby & The Void Pacific Choir - Are You Lost In The World Like Me? (Official Video)
こちらはこの世界と社会のシステムに馴染めなくて、居場所を見出す事の出来ないそんな少年のお話。
The Mill
次に紹介するのは、アーティスト繋がりでJAY-ZのMV。
▼JAY-Z-The Story of O.J
内容は実際にあったO.Jシンプソンの事件を引き合いにして、Jay-Zが黒人は所詮黒人なんだ、結局黒人は黒人なのさとラップするというアニメーションの可愛らしさとは裏腹にシリアスで辛辣なメッセージを含んだものとなっている。
このアニメを制作しているのが、The Millというクリエイターズスタジオ。公式サイト
ここはあのApex Legendsのローンチトレーラーを制作した所。
▼Apex Legends-Official Cinematic Launch Trailer
こちらの動画もこれまでに紹介してきたアニメーションとは少し毛色が違うが、手書きのような暖かみを混ぜた面白い仕上がりになっている。
以上面白いアニメーション縛りでざっくりと紹介してみたが、もし興味を持ったクリエイターやサイト、アーティストが発見出来たならば、これ幸いである。此処からでも何処からでも其処からドンドン掘ってみて欲しい。ではでは、また。