Cyberpunk2077 music

【コラム】サイバーパンク2077/Cyberpunk2077のパンクって何?

2020年12月15日

cyber1『Cyberpunk2077/サイバーパンク2077』

プラットフォーム:
PlayStation 4, Xbox One, PC

ジャンル:オープンワールドRPG
発売日:2020年12月10日

希望小売価格通常版:7,980円+税
コレクターズエディション:29,800円+税

プレイ人数:1人
CEROZ(18才以上のみ対象)

販売元:
PlayStation 4パッケージ版:
スパイク・チュンソフト

PlayStation 4・Xbox One・PCデジタル版:
CD PROJEKT RED

─『Cyberpunk2077/サイバーパンク2077』のパンクって何?─

今日はゲームタイトルになっている『Cyberpunk2077/サイバーパンク2077』『punk/パンク』の部分に、焦点を当ててみようと思う。

まず初めに、『Cyberpunk2077/サイバーパンク2077』という語だが、これは『Cyberpunk/サイバーパンク』『2077』の二つの語に分ける事ができる。

後ろの数字『2077』は、未来という事を数字で表現しているとして、前の部分、『Cyberpunk/サイバーパンク』という語。

この『Cyberpunk/サイバーパンク』というのは、SF(Science Fiction/サイエンスフィクション、空想科学)のサブジャンルの1つの事である。
(そこから更に派生して、『Steampunk/スチームパンク』などといったジャンルも存在する。)

更にこの語を分解すると、『Cyber+punk』に分ける事ができる。(正確には複合語だが)

Cyberを辞書で引いてみると、『電脳』、『コンピューターの』、『ITの』と出てくる。

ふむ、なるほど。
『Cyberpunk2077』『電脳パンク2077』なんだな。(何かのフェスみたいだ)
よしっ。終わり。

ではなく、コンピューターテクノロジーやIT技術が極端に進歩した世界、社会があり、そして、そのテクノロジーや技術が人体や脳と融合すればどうなる?といった未来を描いたものが『Cyberpunk/サイバーパンク』というSF(Science Fiction/サイエンスフィクション、空想科学)になる。

前述の『Steampunk/スチームパンク』の場合、産業革命以降、蒸気機関の技術が極端に進歩した世界、社会が描かれる。

近年の日本のアニメだと、『甲鉄城のカバネリ』が大正ロマンテイストを織り交ぜた日本的なスチームパンクとして描かれていた。

PUNK IS ATTITUDE!NOT STYLE!

それで、本題である残った『punk/パンク』って何?という事なんだが、そもそもこの『punk/パンク』という語も、『Subculture/サブカルチャー』の1つの事。

『Subculture/サブカルチャー』という名称なので、『Main culture/メインカルチャー』とは別という所から始まっている。

それぞれ『Culture/カルチャー(文化)』の前に付いている(Sub/サブ)(Main/メイン)という語には、様々なものが代入される。

(Main/メイン)には『本流』であったり、『大衆』であったり、『商業的』といったものが代入され、(Sub/サブ)にはそれに対抗したり、反対するといった意味合いのものが代入される。
『亜流』であったり、『個人』であったり、『反商業的』であったりする。)

そして、『Culture/カルチャー(文化)』なので、その中には、当然ファッションや音楽、文学、思想、哲学といったものが内包されている。

『punk/パンク』という『Subculture/サブカルチャー』の中で、音楽という要素が、『Punk Rock/パンクロック』という事になる。

この中で音楽という要素のみが抽出されて、『punk/パンク』=音楽『Punk Rock/パンクロック』と認識している人も多いが、『punk/パンク』を表現したアート、文学なども数多くある。

ゲーム内に登場するグラフィティなどもパンクアートの一種。
(この辺りは『Hiphop/ヒップホップ』、『Reggae/レゲエ』も絡んでくるが、元々は『Counter Culture/カウンターカルチャー、対抗する文化』、であり、『Rebel Music/レベルミュージック』、反逆、反抗の音楽である。)

なので、あのファッションや髪型にも一応の意味みたいなものがあったりする。

思想的には反体制といった左派、リベラル要素強め。
しかし、『punk/パンク』という文化の持つ思想や哲学なども、時代の変遷と共に大きく変わってきている。

この時代の変遷による変化の部分が、『punk/パンク』という文化の思想や哲学に傾倒している人と、純粋に『Punk Rock/パンクロック』という音楽だけが好きな人(そのサウンドやファッション)との間で、激しい衝突を引き起こす原因となってしまう事がままある。

※『Hiphop/ヒップホップ』では『sell out/セルアウト(安売りとか心や魂を売ったとかそういったニュアンス)』『wannabe/ワナビー(なりたがりとか上辺だけといったニュアンス)』なんて言われ方をされるが、『Punk Rock/パンクロック』では、『Poser/ポーザー(格好だけといったニュアンス)』なんて言われ方をされる。

うーん、身も蓋もない言い方をすると、そういった人と話す時は、とてもメンドクサイ話になっちゃうんだね。

現に今がもう既にメンドクサイでしょ?
(こういったやり取りは、同様にメタル界隈などでも日夜繰り広げられている。)

話を戻すと、『Cyberpunk/サイバーパンク』の場合は、CyberでPunk『Steampunk/スチームパンク』なら、SteamでPunkという意味になる。

要は『punk/パンク』といった『Culture/カルチャー(文化)』を、どういった世界観や設定(Cyber、Steamなど)で表現するか、しているかといった事になる。

では、これからその『punk/パンク』という文化の説明をと行きたい所なんだが、これが先にも書いたように、とても厄介。

歴史的にも、『punk/パンク』の始まりから数えて、もう40年から50年くらいになってしまうので、とてもここでサラリと書けるものではない。

なので、今回は『punk/パンク』という『Subculture/サブカルチャー』の中心的な要素の一つである、『Punkrock/パンクロック』という音楽を、年代別にいくつか紹介して、お茶を濁させてほしい。

70年代

まずは『punk/パンク』がその産声を上げたと言われる1970年代中期、黎明期にあたるこの時期、1976年にロンドンで結成されたUKパンクパンドの『The Clash/クラッシュ』
ジャケット写真がかっこいいこの曲。

 

『The Clash/クラッシュ』と同時期にアメリカ、ニューヨークで結成されたバンド、『The Dead Boys/デッド・ボーイズ』その活動自体はほんの僅かではあるが、独特の乾いた表現が特徴的。

後にこのバンドの『Aint it Fun』という曲が、1985年結成のロックバンド、『Guns N' Roses/ガンズアンドローゼス』のパンクカバーアルバム『"The Spaghetti Incident?"/スパゲッティインシデント』に収録された。

80年代

そして、『punk/パンク』の思想がどんどんと先鋭化、極化していき、ついには『Straight Edge/ストレート・エッジ』という思想にまで昇華させた『Ian MacKaye/イアン・マッケイ』
その人が結成したアメリカ、ワシントンD.C.のハードコア・パンクバンド、『MINOR THREAT/マイナー・スレット』

このジャケット写真が有名。

そのマイナースレットの元メンバーがいるバンド『Bad Religion/バッドレリジョン』
結成は1980年で、現在も活動を続けている伝説的バンド。

※余談ではあるが、このバンドのアルバム『Recipe for Hate』のジャケットが、日本の人気バンド『MAN WITH A MISSION/マンウィズアミッション』の元ネタ。 収録曲に名前そのものの『Man With A Mission』というのがある。

90年代から00年代

ここから90年代、00年代と時代は進んで行き、世に言う空前のメロコアブームに突入していくが、91年に結成された『RANCID/ランシド』を紹介。皆の抱くパンクスのイメージに近いか。

次は結成が90年代最後、1999年に結成されたバンド、『Rise Against/ライズアゲインスト』から一曲。

最後に、サイバーパンクのサウンドトラックに収録されているバンド『The armed』を紹介。
結成は2009年、インダストリアル色を強めたデトロイトのハードコアパンクバンド。

この曲、PVがスゴク前衛的。

以上ここまで。
本当に色々なものを端折って、ここまで紹介した。
もちろんこれ以外にも多くのバンドは存在するし、アートなどの他の要素についても、同様に存在している。

もしここまでで、興味が沸いた人は、是非、自分なりにその興味の幅を広げていってみて欲しい。
この中で気になったバンドが1つでもあれば、嬉しい。
ではまた。

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