今日紹介するゲームはこちら。Cuphead
発売はPCとXbox Oneで2017年に、Nintendo Switchで2019年4月18日に発売された。現在は追加DLCが開発中で、
Coming to you in full color and cine-sound, it's...The Cuphead Show! Witness the wondrous Inkwell Isles as you've never seen them before in an original series inspired by classic animation styles of the 1930s. Now in production by the talented team at @Netflix Animation! pic.twitter.com/4xA59eVLra
? Studio MDHR (@StudioMDHR) July 9, 2019
なんとアニメもNetflixで『The Cuphead Show!』として公開される予定。
※追記:2020年7月29日、国内版PS4でも発売され、上記のDLCについても全機種で後日配信される予定との事。
▼懐かしの手触り、Unityで作られたゲーム
ディズニーや手塚ライクなキャラがこれでもかとコミカルに動く。
先日紹介したADAMという動画でも使われているUnityというシステムを使い、作られたゲーム。
制作したのは兄弟二人から始まったインディーズスタジオであるStudio MDHR
ほぼ手書きで仕上げたという狂気にも似た執念。それらは全て良いモノ、良いゲームを作りたいという気持ちから。
作者自身も2Dアクションゲームは好きなようで、ロックマンシリーズやマリオ等もゲーム作りの参考にしているそう。
▼目指したのは1930年代的アートスタイル
上記インタビューでも語っているように、表現しようとしているのは1930年代のカートゥーンアニメや音楽、アートの表現。本当に凄いと思うのは、実際ゲームでそれが自身のコントローラーでグリグリ動く、動かせるという感動。それからロード画面で表現されるアニメのノイズやステージ中に流れる音楽もこだわり抜いていて、思わずプレイする手を止めて、見入ったり、聴き入ったりしてしまう程。
▼可愛い見た目とは裏腹の硬派な難易度
筆者がプレイした機種はSwitch
ゲームの主人公はCuphead(赤)とMugman(青)の兄弟二人。
この二人がステージを所狭しと駆け回るので、その様がとても可愛らしくてワクワクするのだが、さすがにこの作者達。
一筋縄ではいかない。2Dアクション好きを名乗るだけあって、全体的に難易度が高い。
いや、もう中には鬼畜かと思う程のステージも。
ステージはシューティングとマリオ的ステージ(ラン&ガン)の横スクロールステージとボスステージといった風に構成されている。
それらのどのステージも決して中途半端な作りでは無く、キチンと製作者のそれぞれのゲームジャンルへの愛が感じられる作り込みになっている。
難易度は一応易しい(シンプル)と難しい(レギュラー)の2つが選べるのだが、あるステージでは易しい難易度が選択できなくなっていて、ここのステージは本当に苦労させられた。勿論やり応えがあると捉えられるのならば、それはそれで良し。
キャラの強化はステージ等で集めたコインを使って、道中のショップでアイテムを購入する方式。
武器や回避方法を変更する事で攻略できるステージやボスもあり、何回も挑戦してクリア出来た時は思わず声を上げてしまう程。
ローカルプレイでの二人プレイが可能になっており、二人であれやこれやとワチャワチャ言いながら、プレイするのもオススメ。