The Division 2

【ディビジョン2】コラム『テオ・パーネルのアーロン・キーナーへのじいちゃん呼びについて』

2025年2月20日

『Manhunt Climax Mission/マンハント クライマックスミッション』
『Master Climax Mission/クライマックスミッション難易度『マスター』』

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Manhunt Scouts/マンハント・スカウト(テオ・パーネル)

やぁ、エージェント。

これまでのシーズン『Shades of Red/シェード・オブ・レッド』が最終週となり、いよいよ新しいシーズン3『Burden of Truth/真実の重み』が開始(2月25日配信予定)される前の、ちょうど凪にあたる、そんな幕間の頃合い。

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特にパッチノートのリリースなども無さそうなので、今日は、ちょっとしたコラム的なものでも書いてみようと思う。

 

その前に、これを読んでくれているエージェントたちは、もう『マンハント・スカウト(テオ・パーネル)』の『クライマックスミッション:難易度『マスター』』はクリアした?

そのミッションの隠し要素である『ダックハント』と『ハンターマスク』についても、無事ゲットできたかい?

 

まだだよって人は、以前に書いた記事があるので、参考に。

16週分の謎解きについては、こちら。

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それじゃあ、いってみよ。

『テオ・パーネル』の『アーロン・キーナー』への呼び方(じいちゃん)について。

ターゲット記録

テオ・パーネル

フルネーム:
テオ・『眼鏡』・パーネル

通称:
『眼鏡』

年齢:
29

職業:ローグテックの天才
(公式でテックオタクって、言われてしもとるん。)

所在地:

ブルックリン、ベイビー!

個人メモ

テオ・パーネルはアーロン・キーナーの親友であり、お気に入りだ。

どうか撃たないでくれ。

彼はマラル・マッカーシーの婚約者で、第一子の出産を控えている。

好物はセビチェ、フィッシュ・タコス、マルガリータ、サルサ・ヴェルデ

エラー

アクセス拒否

『眼鏡』に削除された経歴資料の残り

まず始めに、標題にあるテオ・パーネルの作中でのアーロン・キーナーへの呼び方について。

この呼称については、作中初出は、マンハント第14週目のアクティビティ1の『Grampy』。

これは『Grandfather』のよりカジュアルな呼称である『Grandpa』をもじって、おそらく『不機嫌、気難しい』を指すスラング『Grumpy』と掛けて言っているのだと思われる。

続くラインで『ポイントを稼ぐ(機嫌を取る)』という表現もあるので。

Q:『おじいちゃんはギリシャ神話に夢中だ。ポイントを稼ぐために、イカロスの残骸を回収する必要がある。』
(Grampy is obsessed with Greek Mythology.To earn more points,you need to recover what's left of Icarus.)

なので、ここは、『アーロン・キーナー』が何やら難しそうな顔で、『ギリシャ神話』について、思案、考察しており、『テオ』は、そんな彼の機嫌を取る方法を考えているのだろうなという場面が浮かんでくる。

で、次に出てくるのが、同じ週の通信『ポジティブ』での一幕。

『ポジティブ』

・テオ・パーネルがメラニー・ホスキンスに助言を求める。

テオ・パーネル
『子供が生まれる。』
(We're having a baby.)

エージェント・ホスキンス
『やった。大当たりだわ。
(Called it.You owe me a candy bar.)

アーロン・キーナー
『次は自分の名前をやれ。』
(Next one I find has your name on it.)

テオ・パーネル
『どうすればいい?赤ん坊の健康維持にはビタミンとかが必要なんだよね?』
(What do we do?We need to keep the baby healthy.We need vitamins and stuff,right?)

エージェント・ホスキンス
『そうね。葉酸とか。ビーツを栽培しててよかったわね。緑葉野菜はたくさんある。ただしサラダは気を付けて。今は生野菜は避けたほうがいい。

洪水の水で育ててるから、何が入ってるか分からない。生の食べ物は今後10年ぐらいやめておいたほうがいい。』
(Yeah,Folic acid.Good thing we're growing beets.Lots of beets,leafy greens.
Just be careful with salads,don't raw greens right now,since we're growing everything and don't really know what was in the flood waters.

Might be best to stay off a raw food diet for the next year or ten.)

テオ・パーネル
『そうする。僕が父親になるなんて信じられる?』
(Will do.I'm gonna be a dad.Can you believe it?)

アーロン・キーナー
『信じられないが、本当によかったな、テオ』
(No,I cannot.But,I am very happy for you,Theo.)

テオ・パーネル
『どうも、キーナーじいちゃん。』
(Thanks,Grampy Keener.)

アーロン・キーナー
『おい!二度とそんな呼び方はするな。私は君の父のような存在だが、父ではない。』
(Oh god!Never,never,call me that again.Father figure,not your father.)

ここでは、サラっと『アーロン・キーナー』が、『次は自分の名前をやれ。(Next one I find has your name on it.)』と言っている。

その次が、マンハント最終週、第16週目の通信『目的』。

『目的』

・テオ・パーネルがアーロン・キーナーに真実を告げる。

テオ・パーネル
『これが終わったら…引退したい。』
(When this is over,I-I want to retire.)

アーロン・キーナー
『『引退』って、どういう事だ?』
(What do you mean,"retire"?)

テオ・パーネル
『自分たちの死を偽装し、マンハッタンを脱出できたら…

もう現場には出たくないんだ。

生まれてくる子供のそばに居てやりたい。ずっとね。

父さんのようには、なりたくない。辞め方が分からないまま、仕事で死ぬのはゴメンだ。

子供には常に父親の存在を感じてほしい。

いつもそばに居られる父親でありたい。毎日、僕が全力で父親をやってる姿を見て欲しい。

ヒーローになるより、彼らの父親になる事を選んだと伝えたい。

彼らの父親になる事こそが僕のミッションなんだ。

だから、これ以上危険な仕事は続けられない。』
(If we pull this off and fake our deaths and escape Manhattan,I don't want to go in the field anymore.W-With the baby on the way,I want to be there,all the time.I don't want to be my dad.

I don't want to die at work because I don't know how to quit.I want my kid to know that I am here for them.

That I will always be there for them.I want to show up every day and be present and I want them to know that every day I tried and I chose them.

That I chose to be their dad and not a hero.That being their dad was my mission.I can't keep putting myself in the line of fire.)

アーロン・キーナー
『そうか。』
(Okay.)

テオ・パーネル
『いいのか?』
(Okay?)

アーロン・キーナー
『ああ。私には子供が居ないが、君の気持ちはよく分かった。自分には居なかった父親になりたいんだろ。

これが終わったら、もう家から出る必要はない。ただし、その生活に飽きたら、いつでも戻ってこい。』
(Yeah.I don't have kids,but I get it.You want to be the kind of father you never had.

And when this is finished,you never have to leave home again.But if you get bored,you know you'll always have a place on my team.)

テオ・パーネル
『ありがとう、じいちゃん。』
(Thank you,Grampy.)

アーロン・キーナー
『私はその子の名付け親だが、『じいちゃん』ではないぞ。
(Godfather.I am that kid's godfather,not"grampy".)

とここまで書いて、先に結論から話すと、この呼び方については、『Godfather』(GF)と『Grandfather』(GF)の言葉遊び。

で、この『Godfather/ゴッドファーザー』という呼称と仕組みが、ゲームをプレイしている人たちの中には、少し分かりにくかった人もいるかもしれない。

それで、『おぉ、『テオ・パーネル』が『アーロン・キーナー』に、いきなりブッコんだな』って、なるかもとなったので、この辺り、少し補足説明できればと思う。

まずこの『Godfather/ゴッドファーザー』なんだけど、ここ日本では、この単語を聴いて、連想するのは、こっちの作品を想像するかと思う。

で、テーマソングはこっち。今回はスカパラでいってみようか。

これも『疑似家族、血縁』という意味合いでは、間違いでは無いのだけど、いかんせんテーマソングのメロディのインパクトと、犯罪組織『マフィア』というイメージが強いよね。

でも、この『Godfather』っていうのは、そもそも『Godparent』という代父母の父役を指す呼称。
(もちろん『Godmather』も存在する。)

『Godparent』

『godparent, in Christianity, one who stands surety for another in the rite of baptism.

In the modern baptism of an infant or child, the godparent or godparents make a profession of faith for the person being baptized (the godchild) and assume an obligation to serve as proxies for the parents if the parents either are unable or neglect to provide for the religious training of the child, in fulfillment of baptismal promises.

Even when the parents provide their child with a religious upbringing, a godparent serves to encourage the child’s spiritual growth over time and stands as an example of another adult with maturity in the faith.

In churches mandating a sponsor, only one godparent is required; two (in most churches, of different sex) are permitted.

Many Protestant denominations permit but do not require godparents to join the infant’s natural parents as sponsors.

In the Roman Catholic Church, godparents must be of the Catholic faith.』

『(ゴッドペアレント(godparent)とは、キリスト教において、洗礼の儀式において他の人のために保証人になる人のこと。

現代の幼児や子供の洗礼式では、名付け親や名付け親は、洗礼を受ける人(名付け親の子供)のために信仰を表明し、両親が洗礼の約束を果たすために子供の宗教的訓練を提供することができないか、または怠る場合には、両親の代理として奉仕する義務を負う。

両親が子供に宗教的な教育を施す場合でも、ゴッドペアレントは子供の霊的な成長を促す役割を果たし、信仰的に成熟したもう一人の大人の模範となる。

スポンサーを義務付けている教会では、名付け親は1人のみである。

プロテスタントの多くの宗派では、名付け親が乳幼児の実の両親のスポンサーに加わることを認めているが、義務付けてはいない。

ローマ・カトリック教会では、名付け親はカトリック信者でなければならない。)』

-上記英文、『Britannica』より一部引用、その上、意訳。

これは『Western culture/西洋、欧米文化、社会』の主にキリスト教圏内に広くある考え方、仕組みの事で、簡単に言うと、『アーロン・キーナー』は『テオ・パーネル』の子どもの後見人であるという事が、このやり取りで、分かるようになっている。

そして、これがクライマックスミッションでの『テオ』のセリフの1コマ。かなり『アーロン・キーナー』を信頼し、
精神的にも支えとしている事が伺える。

(おそらくは『キーナー』に対し、父性的な心理的投影も行っているのだろう。)

この辺り、アジア圏の、主に仏教がメインとなる日本では、少しピンとこない部分かもしれないけども、西洋文化圏の作品(音楽、文学など全般に)には、こういった宗教的(主にキリスト教)な要素が盛り込まれている事が多いので、読み解くには、宗教的な前提知識や、理解という部分が必要になってくる場合がある。

(※上記の前提知識や理解という点については、もちろんこの逆(東洋から西洋)もまた然り。

安易に作中で使用すると、『文化盗用/cultural appropriation』という問題が発生してしまう恐れがある。話が逸れてしまうので、ここでは割愛する。)

本作『ディビジョン2』で言うと、ゲームモード『ディセント』のタレントプールに採用されている呼称については、

キリスト教の『7つの大罪』
(憤怒(wrath/ラース)、怠惰(sloth/スロース))などを基にしている。(日本にも、ズバリそのものな漫画、アニメタイトルがあるね。)

インカージョン『パラダイス・ロスト』の元ネタは、

ジョン・ミルトンの『パラダイスロスト(邦題:失楽園)』。また火が一帯に放たれてるという描写については、『Limbo/煉獄(リンボ)』という場面が再現されている。

ここらはPVなどで見た方が、視覚的に理解しやすいかな。

とこんな感じで進めてきたけども、ここまでは、作中、キリスト教的アプローチを採っており、そして、確実に物語のキーマンの一人、『アーロン・キーナー』が、現在、ギリシャ神話に執心しているという所がまた面白い。

ギリシャ神話については、最近2作目が出て、好評中の『Hades/ハデス』シリーズが、詳しく描写しているけども、扱うテーマが結構ドロドロしている。

『God of war/ゴッド・オブ・ウォー』シリーズとかもそうか。(これは北欧神話も入ってくるけど)

『オイディプス王の悲劇』というエディプス・コンプレックスの元になる話であったりと、これまた数多くの戯曲などで題材にされてきた。

なので、この『テオ・パーネル』の手に入れた束の間の平穏と幸せが、後に続くシーズンの何かのフラグで無ければいいのだが…。

何にせよ、次のシーズン3『Burden of Truth/真実の重み』の開始(2月25日配信予定)を楽しみにしてるよ。これもまた数多ある考察の内の、一つという事で、レジェンダリー証拠画像2エージェントたちの何かの一助となれれば、
これ幸いである。

以上ここまで。

では、また。

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