『Cyberpunk2077/サイバーパンク2077』
プラットフォーム:
PlayStation 4, Xbox One, PC
ジャンル:オープンワールドRPG
発売日:2020年12月10日予定
希望小売価格通常版:7,980円+税
コレクターズエディション:29,800円+税
プレイ人数:1人
CEROZ(18才以上のみ対象)
販売元:
PlayStation 4パッケージ版:
スパイク・チュンソフト
PlayStation 4・Xbox One・PCデジタル版:
CD PROJEKT RED
今日紹介するのは、12月10日発売予定のゲーム『サイバーパンク2077』。
そして、作中で使用されている音源のバンド『Refused』。
この『サイバーパンク2077』。
元々購入する予定ではあったが、これまでに延期発表が続いており、内容とその仕上がりについて、正直不安があった。
しかし、この音源を聞いて、心を鷲掴みにされてしまったので、発売日に購入しようと決めた。
▼Samurai-Black Dog
ゲームについて:
制作しているのは『CD PROJEKT RED』(公式へリンク)
あの『ウィッチャー3』で一躍有名になったポーランドのゲームスタジオ。もちろん『ウィッチャー3』もプレイ済みで、その内容に感動したので、このスタジオが制作している本作も、情報は随時チェックしていた。
日本でのPS4パッケージ版の販売などを担当しているのは、『スパイク・チュンソフト』(公式へリンク)
『ウィッチャー3』のローカライズもここが行っていた。
ゲームトレイラーはこれまでに色々と公開されているが、やっぱりこれがとてもカッコいい。
▼サイバーパンク2077-日本語吹替版シネマティックトレーラー
ゲームの世界観は、近未来でサイバーパンクというもの。
このサイバーパンクという設定だが、わかりやすく言うと『AKIRA』みたいなヤツと言えば伝わるかな?
(以前に書いたルイナーの記事が参考になれば)
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サイバーパンクと言えば、良くも悪くもブレードランナー、ブラックレイン、カタナ、漢字、みたいなとこあるね。
(もの凄く乱暴にまとめるとではあるが。ここを詳細に説明すると、本筋と外れるので割愛。)
で、この『サイバーパンク2077』のトレイラーの最後に、登場するキアヌ・リーヴスが、作中で結成している架空のバンドが『Samurai』で、その音源を担当しているのが、実在する『Refused』というバンドである。
バンド結成は1991年、スウェーデンのバンド。
2012年のフジロックにも出演している。
この『Refused』というバンド、そのジャンル(パンク、ハードコア・パンク)ではかなりキャリア、人気のあるバンド。
(一度解散したりと色々とあるが)
そんなバンド『Refused』が、ゲームの音楽を担当するなんてとバンドファンの間でも、賛否があった様子。
(↑こういった声はhiphop(ヒップホップ)などの音楽ジャンルでも、sell out(セルアウト)しやがってなんてと、原理主義な人たちは結構言う。)
※余談ではあるが、サイバーパンク2077でこれまでに発表された曲の中にも、hiphopアーティストが選ばれている。
こちらもとてもカッコいい。
▼Run the Jewels-No Save Point by Yankee and the Brave
(このラップしているEL-Pについても語りたいが、長くなるので置いておく。)
そういった声に対して、バンド『Refused』のボーカルである『Dennis Lyxzén/デニス・リクスゼン』はレッドブルのインタビューでこう答えている。
「今作は自分で自分の身を守らなければならないディストピアな未来がテーマだが、自分と自分の生活を自分で守らなければならないその世界観にはパンクが大きな影響を与えているということが明確に理解できた。ここが理解できたあとは、納得して他人の視点からこの世界を語る曲作りを進めることができた」
「俺たちはパンクとハードコア出身だ。俺たちはこれらの一部なんだ。だから、今の俺たちがどう呼ばれているのか分からない − ロックバンド、オルタナティブロックバンド、パンクバンド、ハードコアバンドでも何でも結構だが、『サイバーパンク2077』でもサブカルチャーの一部になれるのは興味深いね」
引用ここまで
パンクというものの定義については、人それぞれ、幅広く様々ではあるが、個人的には『挑戦』と『反逆』というキーワードはとても大切だと考えている。
ここまで読んでくれた人の中には、『ごちゃごちゃとうるさいなぁ』と思う人がいると思う。
自分でもそう思う。
▼サイバーパンク2077 — Refused: SAMURAIへの道
でもこの『Punk/パンク』や『Hardcore/ハードコア』といったジャンルでは、そういった精神性(アティテュード、姿勢)をバンド、ファンともに重視している人が特に多いという事。
そういった事実を踏まえても、この『Samurai』で『Refused』が『挑戦』した事は、とても刺激的な事だと思うし、『Samurai』というバンドは、ゲーム中で表現されているシステム(体制)やその世界に『反逆』の意思を示せていると思う。
何よりその音楽が素晴らしかった。
原作者を含むゲーム制作サイドにも、ゲーム中に使用する音楽や、そのジャンルに対して、こだわりや敬意が感じとれて、とても好感が持てた。
ここまでで、音楽やそのジャンルにも興味が湧いた人がいれば、是非色々と自分なりにその興味を広げていってみて欲しい。
さぁ、あとはそのゲーム内容だ。
そして、これが一番肝心。面白いといいな。
(追記:18日にXboxでのプレイ動画が公開された。PS4については後日公開予定だそう。)
(追記2:Cyberpunk 2077 — Night City Wire: Episode 5が公開された。
字幕による日本語視聴も可能。新しいゲームプレイ部分もある。)
ハードルが上がった分を、軽々と飛び越えてくれるようなものを、とても楽しみにしている。
では、また。